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東レ尖端素材、マスク革新素材「静電SMS不織布」が世界一流商品に選定

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東レ尖端素材、マスク革新素材「静電SMS不織布」が世界一流商品に選定

東レ尖端素材が生産する「PPスパンボンド静電不織布」が「2020世界一流商品」に選らばれた。

「世界一流商品」は、毎年世界市場で競争力を備えた商品を発掘、育成して企業の競争力を高め、輸出を活性化させるために政府が付与する公式認定である。

静電SMS不織布は、東レ尖端素材が独自開発した静電処理技術を適用した製品で、別途のMB(Melt Blown)不織布なしでも静電性能を発現させることが技術のポイントである。三重構造(外皮・静電MB・内皮)で構成された既存のマスクとは違い、原反の複合化で今までのマスクと同じ性能を具現する上に、軽い着用感を提供する。

このような革新技術の開発は、新型コロナウイルス感染症でマスクの品薄が発生した際に、新工程適用で一般生産設備対比生産量を5倍まで増やすことができ、その結果、マスク需給の安定化に一翼を担ったと評価されている。

現在、静電SMS不織布は一重で、飛沫遮断用(KF-AD)、二重でKF-80マスクの製造が可能である。今後、持続的な研究開発を通じて性能をたゆまず向上させ、国民の衛星と安全のために努力し続けることを目標にしている。